まあたまにはゲーム以外のこともね。
つーかまともにゲームやってないから書くこと無いだけなんだけど(そのおかげで長らく更新してなかったわけだが)。
今回は地デジについて個人的なこと。
今月27日が完全移行1000日前らしいので少し気になったってだけなんですが。
ここから下の意見は特に資料を見て書いたわけでもなく(むしろ何も参考にしてない)、個人的偏見に満ちているので読みたい人だけどうぞ。
で、本題。
そもそもデジタル放送は本当にアナログ放送より優れているのか?
確かに現在のアナログ放送よりはデジタル放送のほうが優れてるのは分かる。
ノイズに強いし(と言うか閾値がちゃんと設定できていれば無視できる)。
ただ、デジタルだろ?ってのが俺の本音。
今の伝え方だとアナログよりデジタルのほうが優れてるって言い方だけどそれはないだろう。
所詮デジタルはサンプリング周波数でサンプリングした離散時間情報の塊であって、データの欠損があるわけだから連続時間情報のアナログに勝てるとは限らないはずだろう。
もしノイズを無視できるアナログ放送技術が確立したら(フェージングとかあるからしばらくは無理だと思うが)デジタルが勝てるとは思わないんだが。
微小時間を扱うような世界ではデジタルなんてデータ欠損が多すぎて使い物にならないの分かってるのだろうか?
昔の専門が制御工学だったからそっち関係のことで言えば、連続時間システムを離散時間システムにしたら普通使い物にならないわけだし。普通に0次ホールドすると位相遅れが発生するし、双一次変換したとしても実値とのずれはある。そもそも双一次変換はリアルタイムじゃ出来ないけど。
こう考えると制御工学的にはアナログよりデジタルが優れているとは到底思えないんだが(デットビート制御ができるという点ではデジタルが上か?)。
とは言うものの、現状ではサンプリング時間は人間の目で確認できないくらい短いし、DVDなんかの主流の記憶媒体も離散的な値を取り扱うわけだから一般的には問題ないんだろうな。大容量のデータ送るのもデジタルのほうが楽だし。
結局俺が何を言いたかったかというと何でも新しい技術はすごいんだと報道して、何も知らない人達に間違った(偏った)知識を植えつけるやり方はどうなのかという事なんだが。
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コメント
デジタルの優れている点はデータうんぬんもそうでうすが、放送局側からしてもメリットがあるわけで、データの面(欠損等)の有無だけの問題でもないようです。
後、制御工学的な観点では文の通りかもしれませんが、情報・通信工学的にはまた別のメリット等もありますし、制御(というよりデータ変換)方法も他にあります。
間違った意見ではありませんが、正解かって言われるとまた別問題になりますね。まあ、最初に「資料見てない、偏見で書いてる」と仰っておられますが…。
やっぱり情報・通信工学的にはいろいろとメリットあるんですね。時間があったら調べてみたいと思います。
一応制御工学でも、理論で考えるのならば自分で書いたことも間違ってないと思うんですが、実際にはモータなんかは連続時間系ですけど、制御器は連続時間系で作るとなると汎用性は低いから結局はコンピュータ制御が主流ですから当然離散時間系ですし、どちらが使えるかっていったら離散時間系の制御器なんですよね。
それでも個人的には一般人には分からないかもしれないけど、説明して欲しいって思うんですよ。
今のやり方だと、CMでよく見かける「2011年7月にはアナログ放送が終わるから地デジのテレビを準備してください」「地デジのほうが綺麗です」ってことばかり伝わってきて、今までのアナログ放送に満足している人からすれば、設備を整えないと見れなくなってしまう分、損のほうが多いと思うんです。
特に求めていたわけでもないのに、いきなり(といっても数年の時間はありますが)今までの設備じゃ見れなくなりますって言われても納得できませんし。
ただでさえインターネット等の普及でテレビの人気が下がってきてる(と思う)ので、下手をすると「もうネットで十分じゃないか?」って考えてテレビ自体の普及率が下がる可能性もあるわけですし。
テレビというのはそもそも情報を伝達するメディアであるのだから、どうせ伝えても分からないから伝えないのではなくて、少しでも多くの人に理解してもらうために伝えようって考えて欲しいので、そういう意味でもメリット・デメリット含めて全部伝えて欲しいなと思います。
とは言ってもそれをみんながちゃんと見るかといえば見ないかもしれないのでそれも難しいと思いますが。